80代男性:下半身のシビレ、腰痛

来院動機

初回来院の1ヶ月前に別の疾患で入院した後から下半身にシビレに似た症状が出てきた。その後徐々に症状が悪化してきたため来院の決意した。

問診内容

痛みが出たきっかけ

1ヶ月前に別の疾患で入院した後から右下肢後面にシビレに似た痛みを感じるようになった。その後、短時間だけでも立っているだけでも痛みが出たり10m程度歩くことも困難になってしまった。

身体所見と治療経過

初回施術

姿勢分析を行ったところ、腰の曲がりや骨盤の傾きの左右差が顕著だった。良くするためには、この腰の曲がった状態を改善する事、また骨盤の安定化が必要があると判断した。

治療

腰の柔軟性を獲得と骨盤を安定させるために、矯正を行った。

3回目の施術

痛みが3割減になり、痛みの範囲も小さくなった。

治療として、より腰の柔軟性向上の目的でタンピング振動機を加えた。

また、骨盤に均等に体重が乗るように日常でも出来る体操を自宅で行ってもらった。

初回来院から1ヶ月

下半身全体にあったシビレはほとんどなくなり落ち着いている。


加えてこれまでは常に痛みを感じていたが、痛みを感じない時間が出来るようになった。

 

初回時10mしか歩けなかったが、休まずに歩ける距離も伸びてきた。

初回来院から2か月半

痛みが出る頻度も強さも落ちてきた。連続歩行で20分は歩けるようになった。

初診時の姿勢と比較しても腰の曲がりが減ったことで上体もかなり起きてきた。

 

症状についてのコメント

今回では、長時間病院のベットでの入院生活で骨盤・背骨に適切の重力負荷がかからなかった事をきっかけに、元々の生活習慣で腰椎の後弯が常態化していた事で立位時に腰椎から出てくる神経に牽引が掛かり症状が出ていたことが考えられる。今回のようなケースでなくても骨盤に適切な圧が入らずに左右差が出てくることで臀部の筋の硬さが上昇し、その部位を起点に神経に牽引がかかる事でも同じような“坐骨神経痛”を発症すると考えられる為、こういった症状には、左右で確実に重力圧を受けることが出来る骨盤と腰椎の生理的前弯を生む背骨の柔軟性の獲得が必要になってくる。これには当院での矯正の治療も必要になってくるが患者さんご自身でも生活習慣の改善に取り組むことでより早い改善が期待できる。