来院動機
過去に建物検査の仕事中に穴に落ちてしまい右膝を怪我してから身体の右側に症状が出るようになる、1ヶ月前から歩行時、立位時、しゃがむ時に痛みが出現しなかなか改善せず来院
身体所見と治療、経過
初回施術
姿勢分析、運動検査を行い骨盤背骨が歪みを確認。右膝を過去に怪我をしており右脚に体重がかけられていないかった。
右臀部から右脚にかけての筋肉の緊張も強かった為、筋肉調整を実施し骨盤の歪みで脚長差もあり右脚荷重不足だった為トムソンベットを使用しての骨盤矯正を実施。
疼痛部に炎症も強かったためアイシング実施し筋緊張の緩和、可動域の改善は獲得できたがしゃがむときの痛み、立位時の疼痛は残存 PS10→8に減少
生活習慣の正しい座り方(骨盤を立てる)、脚を組まないことを指導し炎症が強い患部に薄膜を貼付し終了
2回目の施術(2日後)
初回施術後その日は良かったが次の日の朝には症状が戻っていた。
朝起き上がる際に右の臀部から右大腿部にかけて痛みが出現
脚長差も右脚が長くなり体重がかけられてない癖が強く残る
仕事でしゃがむことが多いのでその度に痛みが出る
初回同様筋肉調整と骨盤矯正(トムソン)を実施し脚長差の改善は見られるが歩行時、しゃがんだ状態から立ち上がる時の痛みは不変
引き続き生活習慣指導と冷却の指導を行いテーピングを貼付して終了。
3回目の施術(2日後)
日常生活での痛みのレベルが下がらない為骨盤矯正ではなく背骨矯正に変更、腰部の反りがかなり低下しており骨盤も後傾。
筋肉調整から運動療法にも変更し右脚に体重がかかるように右仙腸関節、右股関節を中心に処置
施術後PSが10→6に減少
矯正した状態を維持する為腰と右脚にテーピングを貼付し自宅でできる体操(ベーラー体操)指導し終了
1ヶ月後:10回目の施術
右臀部から右大腿部の痛みのレベルは5まで低下したが仕事をすると痛みのレベルが上がる。
仕事をしなければ痛みが気にならない日も増えてきている。
治療方法の背骨矯正から特別診療(全身の矯正)に変更。
保険の治療では引き続き運動療法を行う。
生活習慣の改善ではつま先の向き(外に開かない様に)、腰振り体操、WB体操を毎日行う様指導。
1ヶ月半後:15回目
矯正方法を骨盤・背骨矯正から特別診療(全身矯正)に変更してから痛みのレベルも10→2に減少。
仕事中しゃがんだり長く歩いたり車に乗ったりしても症状が強く出ることはなくなってきた。
身体に良い状態の癖がつく様に引き続き特別診療、運動療法、生活習慣の指導を継続。
担当者からのコメント
坐骨神経痛は症状名であり、骨格の歪み、筋肉の緊張、関節の緩み、神経の牽引など様々な原因から発症します。どの様な原因でも一番は生活習慣になります。もちろん治療は大事ですが治療をきっかけに正しい生活習慣が送れるかが鍵になります。
今回は椎間板ヘルニアではなく右脚に体重がうまくのせることが出来ず右仙腸関節や右股関節の緩みによる神経に牽引による坐骨神経痛でした。
長年積み上げている生活の癖が染み付いており初回から症状の変化があるものの戻る傾向にありましたがどの様な生活習慣を送っているかを分析し正しく生活習慣を送ることにより治療が活きてきます。
何が原因で問題が起こっているかを見極めることでお困りの症状を改善することが重要になってきます。
お電話ありがとうございます、
八幡山駅前接骨院・鍼灸院でございます。