70代女性:首が前傾し頚背部に痛みが誘発

来院動機

長年の姿勢不良と頸椎ヘルニアにより首の付け根に痛みが出ている。

そして首が前に倒れてしまい、上を向くことが困難のため来院。

身体所見と治療、経過

初回施術

来院されてまず問診を行った。

話をされるときにすでに下を向いた状態で首が前に傾いていた。

検査で上を向く動作で痛みが出て、左右回旋でも同様に痛む。

まず姿勢を分析した際に首の角度が前方に20度傾いていた。

本来は肩から耳にかけて一直線に乗らなければ首にかかる負荷は大きい。

そのため首から骨盤にかけての矯正を行った。

3回目施術(初回から1週間後)

初回と比べ痛みは少し取れたが、まだ首の傾きが強い状態である。

首をあげる動作での痛みが強く、回旋動作はどちらも改善傾向にある。

特に首を後ろに引っ張る筋(姿勢支持筋)は後頭部にある後頭下筋群や脊柱起立筋になるので、そこの筋肉を調整をし今回は終えた。

5回目施術(初回から2週間後)

初回の姿勢から5回目が経過し姿勢写真を確認したところ首の角度が17度まで改善がしていた。

首の角度が変わっているのはただ首だけが良くなっているのではなく骨盤の角度が10度(理想的な角度)に近づいているのもひとつの要因である。

首の後屈ができてきたので、ご自宅でできる体操を指導。

 

10回目施術(初回から1ヶ月)

首の前傾は完璧とまでいかないが兄弟やお孫さんから首が上がったねと言われるようになった。

普段の首の痛みは夕方から痛みが出るというのがまだ残るが他は改善している。

今後も痛みがでないこと、姿勢をよくすることを目標に続けていく。

患者様からのコメント

初めてだったので少し不安でしたが、店内が明るくてスタッフの方も感じが良くて安心しました。

首が前傾して猫背になり首の付け根から肩にかけて痛くて受診しました。

3回目位から痛みが少し楽になり、下を見て歩くことが多かったのが正面を見て歩くことが多くなりました。

1ヶ月ぶりに会った弟に下がっていた頭が上を向くようにからこのまま続けるといいよと言われました。

お願いして良かったです。